代々木塾 弁理士試験 論文

【問題】
 甲は、「衣料品、飲食料品及び生活用品に係る各種商品を一括して取り扱う小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供」を指定役務とする商標イについて商標登録出願Aをした。
 この設例において、下記の設問に答えよ。
設問(1)
 平成18年の一部改正において、商標法第2条第2項の規定を設けた趣旨について説明せよ。
設問(2)
 商標法第3条第1項柱書において、「自己の業務に係る商品又は役務について使用をする商標」と規定した趣旨を説明せよ。
設問(3)
 甲が自然人であるとした場合、出願Aはどうなるか。
設問(4)
 出願Aの願書に「立体商標」の欄が記載されているが、出願Aの願書に記載された商標イが立体商標としての商標の構成及び態様を特定し得るものと認められないものであるときは、出願Aはどうなるか。